研修会B

乳幼児期・児童期・思春期の発達の魅力をとらえた保育・教育・子育て ―― 子どもたちの「言葉にならない言葉」を受けとめる

講師

田中 真介 氏(元京都大学国際高等教育院)

内容

国際連合は,21世紀に入った2001年から2010年までを「世界の子どもたちのための平和の文化と非暴力の10年」と提起しました。その後,「すべての人びとによりよい健康と教育を」と各国に呼びかけてきました。
子どもたちの生命・健康・発達を大切にしたいい保育実践は,性能のよい一眼レフカメラで鮮明な美しい写真を撮影することにたとえられます。「フイルム」は保育内容,「シャッター」を切るのは保育者。「発達を見る」とは,対象に正確に焦点を合わせる営みといえるでしょう。ファインダー(私の眼)から見える子どもは,私たち次第で変化します。「発達を学ぶ」ことによって,私たちの眼は豊かになり,子どもは新たに発見されます。そして私たちは子どもだったのだから,子どもの発達の理解は,私たち大人自身の未来を新たに発見することにつながるでしょう。過去が新たに発見され,未来が新たに構想されていきます。
この研修会では,子どもたちの「自己信頼性」(自分の価値を発見し尊重する力)と「社会性交流性」(自分と世界とのつながりをつくり尊重する力)の育ちが発達をどのように支えているかに焦点をあてます。子どもたちの発達の重要なポイントと,発達を支える保育・子育てのよりよいあり方を学び,子育てに悩むクライアントを励ます新たな観点と具体的な手立てを考えていきましょう。

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